プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーとは生花を特殊加工したもので、生花のようなみずみずしい美しさを備えながら、ドライフラワーのように長く楽しむことのできる素材です。

プリザーブドフラワーは、その特性から魅力的なマテリアルとして無限の可能性を秘めていますが、生花のフラワーアレンジとはまた違った技術やセンスが必要になります。

プリザーブドフラワーの始まりは、1980年ころからヨーロッパで、花の姿をそのまま残しながら長期間保存でき、さらに染料や顔料を使って、花をさまざまな色に着色する技術がフランス、ベルギー、ドイツなどで研究開発されました。

1988年にはフランスの「ヴェルディッシモ」で葉物を。

日本では、1990年代の終わりくらいにヨーロッパ各地のプリザーブドフラワーが紹介され、コロンビア産のプリザーブドフラワー「フロールエバー」が日本国内に流通するようになったのは1998年です。

2001年頃にはプリザーブドフラワーコンテストや百貨店でのプリザーブドフラワー展が開催されるようになりました。

現在では世界各地で開発生産されるようになり、さまざまな品種のプリザーブドフラワーを目にすることができ、花店やスクールなどで広く活用されています。